市川建築

愛知県で建築業を営んでます

1級建築士学科試験の勉強法

学科試験の勉強法として

自分なりの考え、勉強法を紹介したいと思います。

まず、1番重点を置いていたのが過去問題です。過去問題集とテキストとの割合を比較するなら8:2法規にいたっては9:1くらいでした。

それだけ過去問ばかり繰り返して勉強していました。

試験勉強を始めた頃はテキストも読んでいたのですが、

限られた時間の中、やみくもに読んでいてもあまり身にならなかったので、早い段階でテキストを読むのはやめてしまいました。

テキストにアンダーラインを引いたりもしていませんし、ノートに書きだしたりも一切していません。

テキスト面白くないですしね…(*´ω`*)

では実際どのようにしていたかと言うと

一級の問題は4枝形式で出題され、そのうちのひとつが不適当(まれに適当)というパターンです。

なので1問の問題から4つの内容が学べる事になります。ただ不適当なものだけ覚えても意味はなく、残りの正しい3枝の内容まで覚える事が重要だと思います。

更に、その1枝の内容に類似した項目がある場合などは、それも含めて記憶しているか確認しながら進めていました。

そして問題集だけではわからない場合にのみ、テキストを参照する。

忘れてた事、覚えたい要点のみ、ノートにひたすら書いて覚えるようにしていました。

なので、私のノートは科目ごとに分けることもなく落書きのように書き殴ってあり、後で見返してもさっぱりわかりませんでした(笑)

時間と共に記憶は薄れていくので、自分でスケジュールをたて、間隔を開けすぎる事なく5科目を繰り返し行い記憶を定着させるように心掛けていました。

ただ、このやり方だと問題集だけでもかなりの時間がかかります。

なので比較的大丈夫だと思える問題、分類はサラッと流し、時間のかかる構造や法規に重点を置くようにしていました。

構造、法規は共に30問あるので、この2科目でいかに点数を稼ぐかも合格には重要だと思います。

構造の力学は苦手でしたので、一問一問、計算式までしっかり書き出し、公式の確認も都度忘れないようにし、

解き方を理解してしまえば難しいことはなく得点源になるはずです。

法規は時間との闘いなので、過去の本試験問題を1時間45分で解いてみる。

すると一問にかけれる時間はわかってくるので、30問の中での時間配分も身につくと思います。

 

以上が私の実際に行っていた勉強法です。

勉強法は人それぞれなので向き不向きがありますが、勉強していてもなかなか成果が出ない方は参考になれば幸いです。

今の勉強法で成果が出ている方は、これを参考にせず、継続して続けていただければいいと思います。

 

私が通っていたのは総合資格なのですが

総合資格の問題集はとても良くできていて、あれが15年分あれば他いらないんじゃないかと思えるくらいです。

この勉強法で数回の模試はいずれも100点以上でしたし、クラスでも常に上位に居ました。

私は大学にも行っていませんし、大工として修行に明け暮れていたので机に向かって勉強することも、あまりなかったです。

義務教育もサボっていたので構造の力学に至っては、連立方程式?分数の計算?状態だったので中学生の数学講座をyou tubeで見て覚え、ゼロというかマイナスからのスタートでした(笑)

ですが諦めず繰り返して勉強した結果

模試も本試も力学は1問も落としませんでした。

人間、覚悟決めて必死にやりゃなんとかなるもんですね。

 

難関な試験ですが、一級の試験資格を有する方なら誰でも合格は可能な試験だと今では思っています。

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。