前回に続いて古民家改装工事の中での建具制作です。
今回は店舗への入口ドア
幅は1200の高さは天井までなので2400程あります。現場で制作するのは困難ではありますがやってみます!
フラッシュ製(木の芯材で骨組みを作り表面材にパネルや合板などを使用した建具)にして表面仕上げ材には無垢の竹でできたパネルを使用します。
芯材にはLVLを使います。
LVLとは薄い単板を積層にして繊維を平行方向に接着してある木材で反りなどの狂いが少ないのが特徴です。
余談ですが繊維を直行方向に接着した物をCLTと言って昨今では大規模木造建築物への使用などが期待されています。
話しを戻してそのLVLで骨組みを作ったらまずはおぜに竹パネルを貼っていきます。おぜとは建具の側面のこと
おぜを貼り終えたら両面に竹を小割にして集成にしてあるパネルを貼っていきます。建具の幅が広いので真ん中あたりで繋いで貼っていきます。
そして建具を吊る為の蝶番加工
建具を閉めていても蝶番が見えないよう隠し蝶番を使用します。
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防音性も確保したいとの事でハンドルは通常のレバーハンドルとは違いグレモンハンドルと言って防音ドアなどに使用されるガチッとロックできる物。
ドア枠にも壁にも同じ竹パネルを貼り壁と一体になるよう制作してみました。
現場での制作で精度など不安もありましたがうまくできました😁
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