平面構成がおおかた決まったので高さの検討をしてみます。全体の高さ、基礎、FL(フロアの高さ)CH(天井高さ)屋根勾配などなど考えます。
建設地は近くに川が流れ標高も高くはありません。洪水ハザードマップで確認しても浸水の危険性がある地域に指定されています。ですのでFLを高く設定して床上浸水のリスクを低減できるようにしてみます。角地なので2方が道路、2方が住宅の建つ隣地です。道路のマンホールをKBM(仮ベンチマーク)としてそこからの建設地のGL(地盤高さ)隣地のGLを計測し高さの差を拾っていきます。
隣地との兼ね合いもありこちらのGLが極端に上がったり下がったりしないよう設定してそこを設計GLとします。今回は設計GL=KBM+500
道路マンホールより敷地のGLが50センチ高いと言うことです。
そしてそのGLから基礎の天端(基礎の上)までを450とします。建築基準法では確か300以上になっていたかと思います🙄
この高さは床下の湿気やメンテナンス性に影響します。基礎天端からFLまでが176なので道路のマンホールから部屋の床までが500+400+176で1076、だいたい1メートルはある計算です。それだけあれば多少の事では影響ないだろうと言う事で床、基礎の高さはほぼ決まり。
敷地に高低差もあるため平均GLも算出しておきます。これは建物が周囲の地盤と接する平均の高さになります。この平均GLから建物の最高高さを図面には明記します。
ややこしいですね。
ひとまずFLまでの高さが決まったので
屋根や部屋の天井高さの検討に入ります
次の記事
前の記事