市川建築

愛知県で建築業を営んでます

収納棚

壁面に凹凸があるので、それに合わせた収納棚の制作になります。

使う材料はシナベニヤを表面に貼ってあるランバーコアになります。

まずはお客様のご要望を取り入れて、採寸した寸法をもとに図面を書くところから始めます。

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たとえ収納ひとつでもしっかり図面を作成することによって、お客様との打ち合わせにも使えますし、後の制作作業がスムーズにいきます。

高さが不揃いなのは、後にわかります。

そして図面をもとに各材料を切り出していきます。

材料をすべて揃えたら組み立てる為の加工をしていきます。


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加工が済んだらお次はランバーコアをカットした木口面に化粧のテープを貼っていきます。

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専用の木口テープで両面テープがついているのですが、年数で剥がれる事もあるので速乾ボンドを併用して貼っていきます。

すべての加工が終わったら組み立てる前に塗装をしていきます。

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着色はしませんのでまずは、サンディングシーラーという塗料を先に吹いてペーパーで処理してから

仕上げにウレタンを塗装していきます。

乾燥を待って組み立てていきます。

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まずは下の引き出しパーツから。

当初は一体で造るつもりでしたが天井が低いお部屋で、その天井いっぱいまでの収納なので取付場所まで傾けて搬入は出来たとしても、そこで垂直に起こす事が出来ない事に気づき急遽、上下2段としました。制作に入る前に気がついて良かったです。昔に失敗した事があったのでその経験が生きたのかもですね。

お次は上のパーツです。

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なかなかの大きさなので横にしたり縦にしたり、写真にあるようなハタガネやクランプという工具を駆使して組み立ててます。右の収納だけ背板が無いです。

理由は後ほど。

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ひと通り組み立ててみて作業場での行程は終了です。

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ここがお宅の設置場所です。背面は凸凹で明かり取りの窓があり、右側面にはエアコンがあります。

正面の下の棚はスライド式でパソコン作業などできるようにしています。

その配線の穴加工をしながら設置していきます。

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最後に可動棚等設置して完成です。物を置いても明かり取りの窓からわずかでも光が入るようにしています。

右側だけ背板が無いのはこの為でした。

上手くおさまってお客様にも喜んでいただけて良かったです。